しかし一方で、
このリラキシンは妊娠中に様々な痛みを作る原因となっているのです。
リラキシンは関節を柔らかくする働きはあるのですが、筋肉は柔らかくなりません。
関節が柔らかくなることで、関節を支えていた靭帯の働きが筋肉に代わることで、筋肉にかかる負担は増えてしまいます。
昔と現在の生活環境を比較すると、
現代の女性は体を動かす機会が減ってしまっています。
近くのスーパーに行くのも車や自転車を使って歩かない。
階段を使わず、エレベーターやエスカレーターを使う。
掃除は掃除機を使わずお掃除ロボットを使う。
etc...
あなたも心当たりはありませんか?
つまり、足腰の筋肉を使わない生活を送り続けることで筋肉が衰えてしまうのです。
なので、
リラキシンによりゆるんでしまった関節を支える筋肉がないのです。
筋肉は弱ければ持久力もなく、すぐ疲れてしまいます。
疲れもある程度溜まってしまうと、“痛み”として体のどこかしらに出てしまうんですね。
骨盤の底の部分には骨盤底筋群という筋肉がありますが、
妊娠が進むにつれ大きく重くなった子宮を支えるこの骨盤底筋群に負担がかかり、膀胱や尿道を閉める働きが低下して、尿もれも起きてしまうのです。
安定期をある程度過ぎたら妊婦さんは、是非運動や体操をしていきましょう!
CONCLUDED!
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